神が選ばれた民
すると、あなたは私にこう言うでしょう。
「それではなぜ、神はなおも人を責められるのですか。
だれが神の意図に逆らえるのですか。」
人よ。神に言い返すあなたは、いったい何者ですか。
造られた者が造った者に「どうして私をこのように造ったのか」と言えるでしょうか。
陶器師は同じ土のかたまりから、あるものは尊いことに用いる器に、別のものは普通の器に作る権利を持っていないのでしょうか。
それでいて、もし神が、御怒りを示してご自分の力を知らせようと望んでおられたのに、滅ぼされるはずの怒りの器を、豊かな寛容をもって耐え忍ばれたとすれば、どうですか。
しかもそれが、栄光のためにあらかじめ備えられたあわれみの器に対して、ご自分の豊かな栄光を知らせるためであったとすれば、どうですか。
このあわれみの器として、神は私たちを、ユダヤ人の中からだけでなく、異邦人の中からも召してくださったのです。
(ローマ人への手紙 9章19〜24節)新改訳2017